2020.08.05

実家に帰省して、親が認知症かもと思ったら…

2020.08.05

実家に帰省して、親が認知症かもと思ったら…

帰省した実家で、会えなくとも電話やビデオ通話で、親の言動に不安を感じた方はいらっしゃいませんか?

たとえば、、、、
 「約束を忘れたり、同じことを繰り返し話すけれど、このままで大丈夫だろうか…」
 「お財布が見つからない」と置いた場所を忘れて、たびたび探している

年相応の物忘れだと思いたいお気持ちはよくわかりますが、「あれ?」と思ったら、早めに行動を起こして欲しいのです。

まず、以下をチェックしてみてください。

★「認知症を疑うチェックリスト」
1)異様に甘いものを好む、濃い味を好む(味覚が鈍くなる)
2)機械の操作がわからなくなった
3)人との会話を避けるようになった
4)人との会話でトラブルが増え友人が減る
5)お風呂のシャンプーやリンスが減っていない(入浴しても髪の毛を洗っていない)
6)ティッシュペーパーやトイレットペーパーを切らしたまま
7)財布の中に小銭がギッシリ、または、小銭を押し入れに隠している
8)カレンダーが1か月以上めくられていない
9)待ち合わせや約束そのものを忘れる
10)車で出かけたのにバスで帰宅する
11)自宅近所で迷子になる

★「夏だからこそのチェックポイント」
12)冷房もつけずに布団をかぶって寝ている
※認知症になると不安から何かにくるまりたい願望が現れることがある
13)急な季節の変化に服装などがついていけていない

1つでも当てはまれば、親が住む地域の「地域包括支援センター」に電話相談し、「物忘れ外来」の受診を検討してみてください。
残念ながら親が自ら動くことは少なく、気づいたみなさんが動いていくしかないのです。

※地域包括支援センターはインターネットで、「親の住んでいる住所<スペース>地域包括支援センター」で検索。

●相談に親の承諾は不要
地域包括支援センターに相談する時は「子どもとして心配」だけでOKです。

●介護はプロに任せることが重要
早い段階からプロの手を借り、お互いがそれまでのように暮らせる介護体制を整えましょう。

●早期に上司に相談
すぐに上司に相談し、直接的な介護をプロに任せるための介護体制を整えましょう。介護休暇は自分が介護するのではなく、介護体制作りのために利用してください。