2022.06.02

孤独死はかわいそうなのか?~人生の終わりを選択するということ~

2022.06.02

孤独死はかわいそうなのか?~人生の終わりを選択するということ~

 「おひとりさま」など、1人で何かをすることも生き方の選択肢の1つになっています。一生独身を選択したり、友人との共同生活を選んだり、生き方も多種多様です。ならば、人生の終わりも自分自身で選択していいと思いませんか?

●“孤独死”は本当に寂しいものなのか
“孤独死”が寂しいものだと決めつけているのは家族や周囲の人です。「最期くらい自由でいたい」「家族の世話にはなりたくない」などの思いをもって、自ら1人でいる最期を選択する人もいるのです。

●最期を選択するということ
「終活」という言葉があるように、最期の瞬間まで自分の生き方を選択する人がいても不思議ではありません。
死を迎えるのは自分自身であって、家族でも親戚でも友人でもありません。本人が望んだ最期なら、「終わり良ければすべて良し」と納得できます。家族に看取られるだけが選択肢ではないことを知っておくことで、互いに気持ちが穏やかになれるでしょう。

●最期を決めた自分にできること
最後まで1人でいることを決めても「介護が必要になったら?」「病気やケガをしたら?」と、不安になる人もいるでしょう。
まずは、どのくらいのサポートを望むのか、どこで過ごしたいのか、基本軸を決めておきましょう。こと細かに決めるのはハードルが高く、それだけでも負担になります。基本的な枠組みを考えておけば、それに適したサポートを受けることができます。

●1人気ままに…を選択した親に家族ができること
家族は、最期はそばで看取りたいと思うかもしれません。しかし、同居でお互いがストレスを抱えるくらいなら適度な距離感を保ち、良い関係性を維持するほうが幸せです。
1人気ままに最期を迎えたいと言う親に家族ができることは、説得や考えを改めさせることではありません。その選択をした理由やそこに至ったプロセス、想いを聞くことで、その後の対応が見え、お互いの生活が尊重される形をつくることができます。本人の意向を尊重することも家族にできるサポートの1つです。

●時代が変われば生き方も最期の迎え方も変わる
大切なのは、なぜその選択をしたかです。本人が望み、好きな形で最期を迎えたのなら、孤独死は決して不幸なことではありません。これからは、施設を利用したり、1人で最期を迎えたり、多種多様な人生の終わり方があっていいのかもしれません。