2020.07.15

よりよいケアマネジャーとの出会い方

2020.07.15

よりよいケアマネジャーとの出会い方

介護保険を利用して介護サービスを利用するには、「ケアマネジャー(介護支援専門員)」に「ケアプラン」を立ててもらう必要があります。各介護サービスの窓口となるケアマネジャーの力量により、その後の介護生活がスムーズに送れるか否かが変わってきてしまうのです。

~よりよいケアマネジャーに出会うためには~

1.地域包括支援センターを通して介護申請をする
インターネット等の情報の一部には、介護保険の申請を役所を通して行う、と解説しているものもありますが、その後のスムーズな相談のためにも、地域包括支援センターに相談する方がよいでしょう。

2.地域包括支援センターからケアマネジャー探しのアドバイスをもらう
「地域包括支援センター」に困り事をしっかり伝え「よりよいケアマネと出会うためのアドバイスが欲しい」と依頼することで、適切な情報を得やすくなります。

3.自身でもインターネットでケアマネジャーが在籍する事業所(居宅介護支援)を探しておく
こちらで検索を↓
「介護事業所検索_厚労省」で検索←(http://www.kaigokensaku.mhlw.go.jp/)
※1km圏内の事業所が検出されるので、住所は番地までご入力ください。

4.近隣の事業所を以下のチェック項目などを参考に比較検討する
□メール対応の環境
 働きながらの連携を考え、メール対応が可能か聞きましょう。

□土日祝の対応
 土日祝も相談対応可能か、緊急時などの対応も確認しましょう。

□事業所内ケアマネ人数
ケアマネジャー4~5人が在籍するバックアップ体制のある事業所がよいでしょう。

□担当するケアプラン件数
一人のケアマネジャーが40件以上担当すると、「ケアプラン」の質の観点から介護報酬が下がります。担当件数は、30件前後が適切でしょう。

□基礎資格もチェック
ケアマネジャーには、医療福祉系の資格と実務経験5年が必要です。看護師が基礎資格なら医療の話が通じやすいなど、得意分野があります。資格は名刺などに書かれていることが多いです。

□近くの事業所が望ましい
自宅の地域と同一市区町村の事業所に所属するケアマネジャーならば、気に掛けてもらいやすいです。

上記の6つのポイントをおさえ、3か所ぐらいの事業所から比較検討しましょう。

5.もしもケアマネジャーと合わなかったら
以下3つの方法で、ホームヘルパーやデイサービスなどの介護サービス事業者を変更せずに、ケアマネジャーを変更することもできます。
・ケアマネジャー本人か、所属する居宅介護支援事業所に変更を申し入れる。
・別の居宅介護支援事業所にケアマネジャー変更の相談をする
・地域包括支援センターにケアマネジャー変更の相談をする

信頼できるケアマネジャーと出会い、仕事と介護を両立できる体制作りをしてください。