2021.05.12

コロナ禍の今こそケアマネジャーや地域包括支援センターと密に連絡を!

2021.05.12

コロナ禍の今こそケアマネジャーや地域包括支援センターと密に連絡を!

コロナ禍における企業での個別相談では、次の2つの質問が増えています。

●コロナ禍でよくある質問①
相談者:「今は大変なときだから、ケアマネジャー(地域包括支援センター)への連絡はなるべくしない方がいいですよね?」

川内:「今こそ、連絡してください」
と、私は返答しています。

それは、以下のような理由があるからです。

<今が、じっくり話をするチャンス!>
 通常、介護計画の修正の必要があるかを確認するため、ケアマネジャーは利用者の元へ月1回の訪問を行っています。ですが、現在は感染拡大防止のため、電話での聞き取りに変更するケースが少なくありません。知人のケアマネジャーには「事務所にいる時間が増え、電話での相談に応えられるようになったが、なかなか困りごとを言ってくださらない方の様子が心配」と悩んでいました。
 介護を予防するための地域イベントなどを自粛中の地域包括支援センターでも、同じことが言えるようです。そんな今こそ、電話で相談先の担当者とじっくり話すことができる絶好の機会なのです。

●コロナ禍でよくある質問②
相談者:「親に気になることはあるけれど、介護が必要なレベルではないので…」

川内:「まず、地域包括支援センターへ電話を!」
と、お伝えします。

<些細なことでも地域包括支援センターに相談>
コロナ禍で親のことを考える(一緒に過ごす)時間が増えて、気になることがあれば、親が住んでいる地域の地域包括支援センターへの相談をお勧めします。今こそ、地域包括支援センターの電話番号を知り、職員と話すことで“今後の安心”を得てください。

※地域包括支援センターの連絡先の調べ方は…
インターネットで「親の住んでいる住所(番地まで)<スペース>地域包括支援センター」で検索!

●親が要介護状態ならば、今こそ、ケアマネと信頼関係を深めるチャンス
 先述したように、感染予防のためケアマネジャーの多くが、現在は電話での対応を強いられています。熱心なケアマネジャーは「電話では大丈夫と言っていたが、本当に大丈夫か?」と一人ひとりの様子を心配しています。そこで、家族から連絡をしてコロナ禍の情報交換など、信頼関係を深めてください。

 日常が大きく変化をしてしまった“今こそ”「いざというとき」のための相談や信頼関係の構築を、介護のプロたちと行ってみてはいかがでしょうか。